2022年の初稽古に行ってきましたよ。
濃茶のお菓子は例年通り花びら餅。
花びら餅は牛皮も白味噌餡もゴボウも単品だとそれぞれ好きなんだけど
合体すると俺は少し苦手な味になるのはどうして・・
お薄のお菓子も例年通り干支せんべい。今回はトラの焼き印だった。
茶碗も重ね茶碗の島台の金と銀の重ね茶碗。
俺は勘違いしていて大海(茶入れ)と島台をごっちゃに覚えていたので
先生との会話がトンチンカンな会話になってのは正月ボケです。
島台を調べてざっくり言うと正月や婚礼のめでたい物のオンパレードの物を茶碗にした物。
金の茶碗の高台(茶碗の足の部分)が鶴の足に見立てて五本の爪?のような五角形になっていて銀の茶碗の高台はカメを見立てて六角形になっていたのは毎年聞いているはずだけれど一年経つと忘れてしまうのよね。
アウトプットの意味でブログに残しておけば来年は覚えているでしょ。多少はね。
お薄の方は曙棗が出た。
曙棗は玄々斎が子供の初稽古で使ったものらしい。
曙棗は半月に持つか横持ちするか迷うけれど半月に持つのが正解。
干支せんべいは本当に焼き印以外は変わらねぇなと思いつつも味は嫌いじゃないわよ。
個人的に道具は曙棗もいいけれど独楽塗の棗もいいなと思うのよね。
大昔、人は今より当然死にやすくて正月には色々な願いを掛けているのが俺は好きなのよね。
正月の餅のように長く生きようとか、ミカンじゃなくてダイダイ(代々)栄えようとか
ヨロ昆布とか独楽塗や重ね茶碗とか喜びが重なるようにとか。
まだまだ正月の知識も不足気味だけれど、こういう知識や知恵を学ぶのも茶道の良い所だと俺は思う。
10年経ってこの程度だよ。
稽古事は10年でスタートラインで一生勉強って言うのもわかる気がする。
去年は本厄で厄が降ってきたので今年は後厄だけど日々好日な1年であるといいな。
お祓いは毎年いってるけどね!