寒い、寒いですよ。
俺は稽古を初めてから干支が一周するくらいほぼ毎週稽古に行っている。
先生も最初は細かい所は注意しなかったのよ。
最近は注意が沢山あるので、そういう所まで来たんだなと好意的に解釈。
茶道の所作は日常生活と共通することがほぼない。
袱紗さばいたり茶筅振ったりとか普通に生きていたらやらないし
やらなくても普通に生きていけるからね。
俺は他の先生に付いたことがないので他の事は知らないけれど
俺が初心者の時にあーでもないこーでもないと言われたら嫌になって辞めたと思う。
昔は稽古が厳しかったとか言う人がいたら
いつまで頭の中が昭和だオラァァン!と言いたい。
そもそも稽古を習いたい若人が少ないのに
折角来た人を追い返してどうすんだよゴルァァと今は思っている。
俺は数年甘やかされて教えられたので、お点前の順序のみをさらっていた。
その内に袱紗のたたみ方をきれいにする方法や柄杓の持ち方とかを仕込まれた。
そういう細かい所を自分自身で気を付けるようになって
他の人の所作を見ていて、なるほどなるほどと思っているようになって来ると
今度は人の粗が見えてくるのが嫌な所。
例えば袱紗をたたむときにシュッと音がすると、うーんと思っています。
自分の事は盛大に棚に上げているんだけれどね。
真面目な話、細かい所に意識が行くようになると仕事の仕方が変わるのは間違いないと思う。
細かい所に目が行くという事は注意深く見るようになる(気がする)
細かい所に目が行くから仕事が丁寧になる(気がする)
細かい所に目が行くから人の人のミスに気が付く(ような気がする)
俺はドアを足で蹴とばすような雑な人間だったので(蹴とばしてはいない。例えです)
雑な人間が注意深くなるにはピッタリな稽古だと思う。
まぁ、細かい所を見つけては人の粗を見つけては貶す奴は下痢便野郎だと思うゾ。
お茶時が怖いのは貶さなくても腹の中では皆さんウーン酷いお点前と唸っている可能性大な所が怖い。