先生の所が先生の知り合いから茶道オンライン教本をもらった。
本の内容を見てみるとお金をかけているのはハッキリとわかるんだね。
たださぁ。
お茶の世界ってオンラインで得る事ができる世界なのかなぁ。
オンライン茶事に参加費(見るだけ)5000円、見る+濃茶用のお菓子と抹茶8800円。
ギェピー!家に抹茶とお菓子送られてきても点てるのは自分という摩訶不思議。
オンラインってこれから習いたいと思う人に通じるのかなって事だよ。
俺は会社でテレワークもやっているからオンラインの良さと不便さを経験したことのない茶道の大先生達よりは理解している。
いやさぁ。
本を出してオンラインに進めようとする意気込みは理解できるんだけれど
そもそも新規の人を入会させるために本を金かけて作ったのではないの?
知らんけど。
お点前の順序だけを覚えたい!という人にはオンラインでも対応可能だし
むしろその方が稽古場に行かなくていいから楽だと思う。
だけど何となく始めたいと思っている人には全く刺さらないよ。
俺が茶道をやっていて人から羨ましがられる所に共通しているのが
仕事以外で外で趣味を持っている所だと思う。
独り者の男女に共通するのが会社と家の往復の毎日しかなくて。
何も趣味がない人は時々しんどくなるんだ。
年齢的にも使える小遣いは少しは持っているけど腰が重い。そんな感じだ。
あー。俺の人生って何なんだろうなって思っていると思う。
俺が茶道をやっているというと「どうしてやろうと思ったの?」という事と「茶道をやっている魅力って何?」って大体聞かれる。
小説の日々好日のパクリじゃないけれど「仕事を終わった後に稽古に行ってお茶と和菓子を食べて非日常を味わっている。普通の人は季節と言えば四季だけど俺は24通りく
らいに季節があるって感じれる。その時間が仕事以外でホッとする時間なんだ」と答えると羨ましがられるんだ。
「茶道って金かかるんだろ?」と決めつけで話してくる人にもこの話をするとビックリする。
俺達の世代は就職氷河期世代でお金が厳しいし大先生達の時代から比べたら平均年収は半額だ。
だから習い事をする時は慎重になる世代だと思う(できない人も多い)
稽古で月謝を取る以上は払ったお金に対して対価を提供しなきゃいけないのが世の習わしだろ?
オンラインでお点前の順序以外の何を提供できるんだいって話だよ。
茶道は間違いなく対面でしか伝わらない種類の業界だと思う。
俺は仕事が営業じゃないから聞いた話でしか知らないんだけれどもオンラインでの成約は対面より打率が低いって言っていたし。
Teamsで話していても対面のコミュニケーションには勝てない部分もあるから。
試しに行亭稽古もオンラインでやってみたらいいんじゃないですかね?
行亭稽古を辞めるには自分の代わりに稽古をする人を生贄召喚しないと辞められないという就職氷河期世代の貧乏会社員から見ると悪魔の所業のような制度だけれどオンラインの勧めをする以上格が云々とか言ってないでやってみろやと思う。
それこそ遠くから新幹線で来る時間も省けるし稽古を受ける人の時間と電車賃の負担も減るからwinwinだろ。