茶道と所作について

タイトル通り茶道をやっていたから出来るようになった、いわゆる所作について書いていくゾ。

茶道をやって所作を褒めらたりする事が2年に1度はありますあります。

褒められるのは嬉しいのだけれど、自分ではどこを褒められてるのかはイマイチ理解できなかった。
この間、先生に言われてなるほどと思ったことがある。


とある高級な焼物を売る店に焼物を見に行った事を先生に話したのよ。
徳利が6万〜30万の焼物屋だ。
俺は外出する時は腕時計をつけている。

焼物を手にする時に無意識に腕時計を外してボケットに入れて焼物を手に取るという行動をとった。

先生が言うには道具をガチャンと傷つけたらマズイと、意識はしてなくても習慣としてわかっていたから時計を外した。これは茶道を始めてすぐの人にはできない行動で、そこで稽古を重ねた経験が出たと言われた。

言われてみると確かに茶道を始める前のドアを足で開けるようながさつな男(イメージ)だった俺が当時のまま焼物屋に行っていたら間違いなく腕時計は外さなかったと思う。そして焼物を傷つけた可能性はあったと思う。

先輩のおば様達を見てると、どことなく味のある感じがするのは稽古で何かを得ているからなんだろう。

何かのタイミングでその人の所作の良さが出るのは茶道経験者ならわかると思う。

稽古事をやってる人の何気ない所作が稽古事をやってない人から見ても「あれ?」って気が付く何かが日常生活や仕事でも出ているのだろう。
それは確実に人の印象にプラスに働いてると思う。

稽古事をやってる人はいい意味でどこか違うと思われるのは稽古をしてきた経験と所作が普段の生活で何気なく出ているからなんだろうなと思ったよ。

そういう意味ではお金を払って茶道を習う事にメリットはあるよね。
若い人に茶道をやる意味をアピールできる部分だと思う。

まぁ、お偉い先生はそういうことを言う人は希少種レベルだと個人的には思ってるんですけどね。