オッス。
先日、中秋の名月の茶事の亭主をやったよ。
いつものように画像は無しだ。
重陽の節句と中秋の名月の日付が近い時にお茶時をやれるなんて風雅でラッキーだね。
内容は初炭の所望をかけて、濃茶は荒目板の扱いをし、続き薄茶という内容。
あのー、亭主はほとんど何もしていないじゃないかというクレームが飛んできそうな感じです。
掛軸は「掬水月在手」(みずをきくすればつきはてにあり)
お菓子は「着せ綿」でございました。
掛軸なんかはこの時期にピッタリだと思う。
人の解釈の仕方で内容が変わってくるのだろうが、俺は「月が欲しいと頑張って月を取ろうとしていたけれど、本物の惑星の月は手に入れられなかったが水に映った月に近い物を手に入れる事ができた」本物は必ず手に入るものではないが、本物を求めて進んでいれば本物に近いものは手に入るという意味じゃないのかなと思った。
内容や問答はグダグダだったから改めて頭で理解しているつもりでも
本番では全く使い物にならないくらいの腕しかないんだなと思った。
こればビシッとできるようになるには、やっぱり稽古とお茶時の回数と経験を積まなければいけないようだ。
そう考えると茶道は赤っ恥をかかないように稽古をするけれど、本番で発揮できる力を身に着けるには赤っ恥をかきまくらないと本当の意味で身につかないんだろうなと改めて思った。