思った以上に何にもできないの巻

春爛漫。

 

桜が咲き始める時期になった。

ようやく過ごしやすい季節になってきた中でのお手伝い。

 

いつもはできないくせにそこそこできる風を装って偉そうに記事を書いている。

お点前の順番は何となくわかってはいるし、薄茶はお金を取れるレベルだと自負できるものの、その他は結構散々なもので10年選手とはいえ恥ずかしくなるような事ばかりだ。

その恥ずかしくなることが現実に起こってしまい参った。

 

茶名をもらうのは武道の黒帯と同じでスタートラインに立ったばかりということは先生から聞いていた。10年ひと昔という言葉があるくらいだから昔とは違うんだぞと自分自身に違いを見せつけようと思ったので水屋仕事のお手伝いをしたよ。

 

まぁこれがまた本当に自分でも悲しくてビックリするくらい何にも出来なくて正直、目を白黒させてしまう。

 

茶碗を温めていないとお茶がまずくなるというのは体感として知っているのだけれど、お湯をいつ切って茶碗を拭き、お茶を入れて亭主に渡すタイミングが全くわからん。

 

さすがに間に合わないという事態は避けなければいけないから少し早めに準備をしたが正確に自分が準備できる時間が読めなくて茶碗が冷えた状態で渡してしまったと思う。

 

いやー。できないのは知っていたけれど、ここまでできないとは情けなくなるね。

ひと昔前とあんまり変わっていないじゃないかという状態だ。

 

仕事の合間に稽古に行って時間も労力もかけてきた結果がこの程度かという現実を見るのはしんどいものの、おば様達は「あなたの年数ではこんなものよオホホ」と言ってくれた。

みなさん50年選手だから重みが違うね。

あと何十年経ったら恥をかかずに済むのかは今の所は全く不明で反省はするけど心の中で文句を言いたい時に文句は言うスタイルは変わらずいこうと思った。