始めたきっかけなんて大したことはない

他人と比較するわけではないけれど

俺が茶道を始めたきっかけは本当に大したことがない理由で和菓子と抹茶が飲みたいから目の前で点てた抹茶を飲ませてくれるところに見学に行こうという理由だ。

フットワークが軽いのが持ち味だ。

 

30代前半の大人の理由としては雑すぎると今でも思うけど結果的にその時に動いて大正解だった。

そこから10年近く、仕事終わりに毎週のように稽古に行くわけだけれど、10年たっても楽しいと思えているから俺には向いている趣味だったのだろう。

 

友達や会社を含めて色々な人に話すと驚かれることも多いことより、興味はあるけど敷居が高いという理由で見学に行かないのはもったいないなと思う。

合う合わないはやってみないとわからないしね。

社会人の独り者ならお金の自由は学生よりきくわけだから。

 

高い着物を着て高貴な趣味というイメージが先行しているけど

実際は普通のおばちゃんが多い。近所にいるあーだこーだ小うるさい人。

着物を着て席に座ると初めての人は雰囲気で圧倒されるけど中身は本当に普通。

 

おい、ふざけんなと思うエピソードとしては茶道をやっている年齢では若い部類になる。年寄りか若手かの基準は年金をもらっているかで決まると笑い話になるくらいに。

俺が稽古に行った時におばさんが「こんなにシワの無いぷっくりとして手を久しぶりに見たわ。しかも触れるなんて」と言って勝手に触ってきたし。

てめー金持ってんだし触ったんなら英世2枚は払えよオラァァンと思ったが大人なので笑顔で黙った。

偉そうだったり、おしとやかそうにしているけど人間だから大して思考回路は変わらないよ。化けの皮を被るのは修練で人よりうまいけど。

金持ちは確かに多い気がするけど敷居なんて低い低い。

偉い社長が会社で偉そうにしているけど飲み屋でバブバブいうのと話は同じだよ。